toggle
2014-02-10

本読みの小旅行 00006.ある家族の会話

00006

作家・須賀敦子が初めて読んだ時から翻訳したいと考えていた『ある家族の会話』。
ここ数年の「読みたい本リスト」に入っていながら、なかなか読めずにいる。

まだ読んでいないので、出版社の紹介から引用する。
(引用)イタリアを代表する女流作家の自伝的小説。舞台は北イタリア、迫りくるファシズムの嵐にほんろうされる、心優しくも知的で自由な雰囲気にあふれた家族の姿が、末娘の素直な目を通してみずみずしく描かれる。イタリア現代史の最も悲惨で最も魅力的な一時期を乗りこえて生きてきたある家族の物語。(白水社 書籍詳細より)

訳が須賀敦子でなければ、別段読みたいと思わなかったかもしれない。
澱みなく流れるように交わされる家族の会話や、日常の出来事が、何の違和感もなく入り込んでくる(らしい)。

この本を読みたいと思ったのは、作中登場する父親のお得意の(?)罵倒セリフによる。
「なんというロバだ、おまえは!」
このセリフが吐かれるシーン、言い切るタイミング、そもそもこのセリフ。それらが非常に小気味良い(らしい)。
こんな翻訳ができるのは、須賀敦子しかいないのではないか。

いまはまだ邪道にも、この父親の罵倒シーンを確認したいがために読みたいと思っているけれど、読み始めてすぐに須賀マジックにかかり、気付いたときには、イタリアのギンズブルク家の架空の一員のようになっているに違いない。

「ある家族の会話」(ナタリア・ギンズブルグ 著、須賀敦子 訳、白水社 刊)
<寝不足注意報>

00005.馬車よ、ゆっくり走れ
00004.ロシアは今日も荒れ模様
00003.ビバーク
00002.PAPERSKY No.39
00001.ニューせんだいノート

  • […] 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク […]

  • […] 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク […]

  • […] 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク […]

  • […] 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク […]

  • […] 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク […]

  • […] 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク […]

  • […] 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク […]

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)