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2014-02-23

本読みの小旅行 00007.森は生きている- 十二月 –

00007

1943年、ソビエト連邦時代にマルシャークという作家によって生み出された戯曲。
日本では1953年に岩波書店から出版され、映画化にアニメ化、ミュージカル上映も行われたので、ご存知の方もいるかもしれない。
毛皮のシャープカ(帽子)にシューバ(毛皮の外套)がなければ行き倒れてしまいそうな寒さ。
継母とその娘に無理難題を押し付けられて、吹雪の夜に森を彷徨う継むすめ。
森の奥深くで12の月の精に出会う。

吹きだまりの雪の深さや、地面も空も見えない吹雪、自分の手も見えないほどの暗闇。
物語に彩色する細部のリアリティが、子供だましじゃない。

先週末の吹雪を思い出しながら、風に向かって目を開けるどころか顔すら向けられなかったことを思い出す。
どこからか運ばれてきた雪が重なり、あっという間に数十センチの吹き溜まりができあがる。
そんな中を歩いて行って辿り着いた部屋の薪ストーブの暖かさ。
継むすめがペチカ(暖炉)で手を暖めるシーンと、重なる。

もしも「森は生きている」を演じるならば、北軽の冬を体験しておくといいかもしれない。
皮膚の裂けそうな寒さや、一寸先も見えない暗さを知っているのと知らないのでは、全然違った演技になるはずだ。

会社で劇団作ってやってみようかしら。

「森は生きている―十二月―」(サムイル・ヤコヴレヴィチ・マルシャーク 著、湯浅芳子 訳、岩波書店 刊)
<自然の懐>

00006.ある家族の会話
00005.馬車よ、ゆっくり走れ
00004.ロシアは今日も荒れ模様
00003.ビバーク
00002.PAPERSKY No.39
00001.ニューせんだいノート

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