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2014-05-05

本読みの小旅行 00017.作家の猫

全編是猫礼賛。
特に、開高健の「猫は精妙きわめたエゴイストで、人の生活と感情の核心へしのびこんでのうのうと昼寝するが、ときたまうっすらとあける眼はぜったいに妥協していないことを語っている。」(『猫と小説家と人間』より)は、猫好きならば納得の一言だと思う。
数々の作家に愛された「猫」。文系愛猫家としては外せぬ一冊で、発刊当初に購入した。

00017

登場するのは夏目漱石に始まり、南方熊楠、コレット、寺田寅彦、熊谷守一、朝倉文夫、竹久夢二、谷崎純一郎、藤田嗣治、内田百閒、室生犀星、木村荘八、佐藤春夫、大沸次郎、ヘミングウェイ、稲垣足穂、猪熊弦一郎、幸田文、梅崎春生、武田泰淳・武田百合子、椋鳩十、池波正太郎、山城隆一、田村隆一、仁木悦子、三島由紀夫、開高健、中島らもといった顔ぶれ。
立派な物書きが、猫に参ってしまってるエピソードが並ぶ。一緒に載っている写真などを見ると、どの顔も目尻が下がってしまっている。(中でも室生犀星は格別)

どこまでも猫が好きで、猫が登場する小説までも愛おしいと思う方には、文末にまとめられた「猫の名作文学館」も必見。

「作家の猫(コロナ・ブックス)」(平凡社 刊)
<作家の横顔>

00016.花の詩集
00015.アラスカ 永遠なる生命(いのち)

00014.旅をする木
00013.雪の絵本

00012.なぜ私はこの仕事を選んだのか

00011.わの会の眼
00010.歴博万華鏡

00009.魂のいちばんおいしいところ
00008.ことばの力
00007.森は生きている-十二月-
00006.ある家族の会話
00005.馬車よ、ゆっくり走れ
00004.ロシアは今日も荒れ模様
00003.ビバーク
00002.PAPERSKY No.39
00001.ニューせんだいノート

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