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2014-05-19

本読みの小旅行 00019.天体議会(プラネット・ブルー)

00019

むかしむかしの学生時代、クラスの女子の何人かがハマっていた作家「長野まゆみ」。タイトルは見知っていたけれど読んだことはなく、今回初めて紐解いた。
古いものと近未来的なものが同居する世界で、美しい少年たちを主人公に物語が進む。耽美的。独特な旧仮名遣い風の文体で、クラシカルなよみがなを付けており、頁を開けばそこは「長野まゆみワールド」となっている。

この本を、築94年となる洋館の、かつて召使たちが使っていた狭い階段に腰掛けて読んだ。
かたく軋む木の床、ぬるいお茶、遅い昼食。座ると正面に窓があり、本を読むのに十分な採光をする。斜め上から差し込む光の中を、埃の粒がゆっくりと移動してフェードアウトしていく。
現実の束の間の休憩時間にあって、非現実的な時空間。

大正時代の洋館と長野まゆみの相性は悪くない。
百年文庫で『天体議会』読まれる際は、香薫(かおり)のよい珈琲をどうぞ。もしくは、透徹った(すきとおった)炭酸水もご用意しております。


「天体議会(プラネット・ブルー)」(長野まゆみ、河出書房新社 刊)

<書物空想旅行>

00018.博物誌
00017.作家の猫

00016.花の詩集

00015.アラスカ 永遠なる生命(いのち)

00014.旅をする木
00013.雪の絵本

00012.なぜ私はこの仕事を選んだのか

00011.わの会の眼
00010.歴博万華鏡

00009.魂のいちばんおいしいところ
00008.ことばの力
00007.森は生きている-十二月-
00006.ある家族の会話
00005.馬車よ、ゆっくり走れ
00004.ロシアは今日も荒れ模様
00003.ビバーク
00002.PAPERSKY No.39
00001.ニューせんだいノート

  • […] 00020.葉っぱ 00019.天体議会(プラネット・ブルー) 00018.博物誌 00017.作家の猫 00016.花の詩集 00015.アラスカ 永遠なる生命(いのち) 00014.旅をする木 00013.雪の絵本 00012.なぜ私はこの仕事を選んだのか 00011.わの会の眼 00010.歴博万華鏡 00009.魂のいちばんおいしいところ 00008.ことばの力 00007.森は生きている-十二月- 00006.ある家族の会話 00005.馬車よ、ゆっくり走れ 00004.ロシアは今日も荒れ模様 00003.ビバーク 00002.PAPERSKY No.39 00001.ニューせんだいノート […]

  • […] 00022.頭の打ちどころが悪かった熊の話 00021.啄木のうた 00020.葉っぱ 00019.天体議会(プラネット・ブルー) 00018.博物誌 00017.作家の猫 00016.花の詩集 […]

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