
2012.03.21
社内サーバーの入れ替えがあり、久しく更新できていませんでしたが今日から復活です。
さて、東日本大震災から一年が経過し、復旧・復興に関する明るいニュースが届くようになってきました。しかし、その一方で東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故の影響は更に広がりを見せています。薪ストーブも例外ではありません。燃やすことにより薪に付着した放射性物質が焼却灰に凝縮され濃度が高くなる事が確認され、それに伴い各省庁から下記のような発表がありました。
薪や木炭などを使用して調理した場合、食品に付着する放射性物質は2%以下との結果が林野庁の実験で出ました。また、薪1kgを燃焼させると灰5g、木炭1kgを燃焼させると灰30gが残り、放射性物質の約9割が灰に残るというデータが出ました。
【 灰1kg当たりの放射性セシウムの濃度 】
・薪と比べて・・・・182倍
・木炭と比べて・・・28倍
この結果、調理加熱用及び薪ストーブの燃料用として利用できる薪と木炭の放射性セシウム濃度の指標値がつくられました。指数値?馴染のない言葉ですが下記の説明で分かります。
薪や木炭から出る灰が一般廃棄物最終処分場で埋立可能な放射性濃度「8000ベクレル/kg」以下となるようにした数値です。
・薪・・・・40ベクレル/kg以下( 8000 ÷ 182 = 44 ≒ 40 )
・木炭・・・280ベクレル/kg以下 ( 8000 ÷ 28 = 286 ≒ 280 )
各地域の薪の調査結果は次項の通り。
【群馬県の薪・灰の放射性セシウム濃度】 (2012年2月調べ)
長野原町・・・・薪 112ベクレル/kg
灰 2900ベクレル/kg
嬬恋村 ・・・・・薪 不検出
灰 4100ベクレル/kg
高崎市 ・・・・・薪 不検出
灰 710ベクレル/kg
【長野県の薪・木炭の放射性セシウム濃度】(2011年11月~2012年1月調べ)
佐久穂町 ・・・・ 薪 13ベクレル/kg
立科町茂田井・・ 薪 46ベクレル/kg
佐久市 ・・・・・ 木炭 55ベクレル/kg
長野市 ・・・・ 木炭 55ベクレル/kg
その他地域・・・ 不検出
◆ 「薪ストーブ等を使用した際に発生する灰の取扱いについて」
前記の通り、薪や木炭を燃やすと放射性物質が濃縮され灰に溜まり放射性物質濃度が高くなります。環境省からは「汚染状況重点調査地域」内の一般家庭において、薪ストーブの使用によって出た灰は庭や畑にまいたりせず一般廃棄物として処分するよう通達がでました。
※汚染状況重点調査地域
群馬県・・・中之条町、高山村、東吾妻町、片品村、川場村、みなかみ町、下仁田町、桐生市、沼田市、渋川市、安中市、みどり市
長野県・・・該当なし
山梨県・・・該当なし
◆ 「薪、木炭等の燃焼により生じる灰の食品加工及び調理への利用自粛について」
薪を燃やして出た灰を使用した食品から放射性セシウムが検出された事を受け、関東甲信越各県と静岡県を対象に灰を使った食品加工に関する自粛要請です。
灰を使って食品加工?あまり聞いた事がなかったのでどんな時に灰を使用するのか調べてみました。
・沖縄ソバの製麺
・コンニャクの凝固剤 (水酸化カルシウムを使用する方が一般的)
・蕨やゼンマイといった山菜のあく抜き (山菜のあく抜きは灰の代わりに重曹でも可能)
2012.02.15
少し遅くなってしまいましたが、2月11日に開催した薪ストーブ・イベントの様子を紹介いたします。
今回は薪ストーブを設置して初めての冬を迎えたユーザーさん限定のイベントでした。使い始めてから出てくる疑問を解決してもらったり、薪ストーブの楽しみ方を知ってもらおうと思い企画しました。
午前中は簡単なメンテナンス講習会や上手な焚き方のヒント、午後からは薪ストーブライフ最大の楽しみでもあるストーブ・クッキングの実演です。
お招きしたのは、バーモントキャスティングス日本総代理店・ファイヤーサイド社のポール社長。日本に薪ストーブを広ポール社長直々に伝授していただきました。
自分でもできる簡単なメンテナンスとして「ガスケット交換」を教えてもらいました。ガスケットとは薪ストーブの機密性を保つ為にパッキンの様な役割をしている部品です。フロントドアなど使用頻度の高い個所のガスケットは使っているうちに潰れたり固くなってしまいます。
クッキング教室では、輪切りにしたリンゴを薪ストーブの熱で干したり、薪ストーブの上で蕎麦クレープやジャムを作りました。炉内にいい感じの熾き火ができたらダッチオーブンいっぱいに具材をいれた中東の香り漂うドリアを入れてオーブン料理に。
ダッチオーブンに入りきらなかった具材をグラタン皿に移して、隣の部屋にあるキッチンストーブ「ドミノ6」へ。キッチンストーブは燃焼室とオーブンが別部屋なので料理中も火を落とす必要がありません。
参加者の方からお土産で頂いたパンも、薪ストーブでトーストして手作りジャムをのせて食べました。子供たちには薪ストーブの上で煮たブルーベリーとイチゴのジャムが人気で、口の周りを紫や赤色に染めながらたくさん食べてくれました。
野外では薪割り台を設置して、薪割り体験もしてもらいました。斧は重くてナイフの様に鋭い刃が付いているので安全な使い方をしないと怪我につながります。写真の方の様に、刃より持ち手の方が低い位置になるように振り下ろせば空振りをしても刃は自分の方に向って来ません。
イベント当日の夕方からは、近隣の北軽ひろばで「炎のまつり」が開催され真冬の花火の下には4000本のロウソクで描かれた龍が浮かび上がっていました。
2012.02.12

先日、事務機能を新しいオフィスに引っ越しいたしました。
新しいオフィスは第2ショールームとして、バーモントキャスティングス・イントレピッドII、ヨツールF400、ヨツールF162を展示しています。
ヨツールF400は実演機として焚いていますので、「オーロラ燃焼」を実際に見ていただく事ができます。
尚、ルオムの森内にある洋館ショールームは今まで通りバーモントキャスティングを中心に実演機3台を含む10台の薪ストーブを展示し、ストーブ雑貨などの販売も行っています。
【営業時間】
月曜日―土曜日 9:00-18:00
※ 日曜・祝日定休
金曜日―火曜日 10:00-16:00
※ 水・木曜定休
2012.1.20
東京電力福島第1原発事故を受け、薪や灰の放射線量は大丈夫なのか?という疑問の声があります。
薪を燃やした場合、薪表面に付着した放射性物質は煙に混ざって飛散するものと灰に残るものがあります。また、薪ストーブで料理をした場合は食品に影響が出るかもしれません。
では薪に関して「何マイクロシーベルト・何ベクレルなら安全なのか?」というところですが、科学的見地が乏しいので、暫定的な数値しか出ていないようです。
■調理加熱用の薪・木炭の当面指数量(放射性セシウムの濃度の最大値)
(1)薪・・・・40ベクレル/kg
(2)木炭・・・280ベクレル/kg
ASAMA STOVEでは展示場で焚いているストーブを使い、灰の放射線量を測ってみました。
国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた、自然放射線以外で浴びてもよいとされるしきい値は年間1ミリシーベルトです。これを1時間あたりに計算すると「0.114マイクロシーベルト」になります。
下記の測定値では灰は「0.120-0.122マイクロシーベルト/時」ですが、一年中灰に囲まれて暮らすということはあり得ないので、危険な数値とは言えないでしょう。
お住まいの地域によって薪に付着した放射線量は違います。環境省からは下記のような通知が出されました。今後は更に薪ストーブ関連の情報が出てくるかと思われますので、情報が入り次第こちらのブログにアップしたいと思います。
2012.1.15

新年明けましておめでとうございます。と、書くのを憚られる日付になってしまいましたが、今年も皆様の生活が薪ストーブで暖かい年になります事をお祈り申し上げます。
さて、さすがに「お正月に薪ストーブでお餅を焼いて、美味しかったです。」なんて記事を今さら書けないので、繭玉を焼いた事をスライド投稿したいと思います。
この週末は各所でどんど焼き(どんどん焼き・三九郎と呼ぶ地域もありますが)が行われているかと思います。ここ北軽井沢でも本日行われているみたいなので、どこかで煙が上がっていないか見回してみましたが発見できませんでした。
店番もあるし・・・。じゃあ!という事でクッキングストーブのドミノ6でどんど焼きをやってみました。
本来なら熾火で焼いた方がいいのですが、思い立ってしまった興奮を抑えきれずに炎が上がる中に繭玉を投入。多少黒焦げになっている方が繭玉らしい、と自分に言い聞かせればいいわけです。これで今年は風邪をひかずに元気に一年過ごせることでしょう。
ちなみに繭玉の代わりにマシュマロでも美味しく召し上がれます。